団地再考(最高)
60年代中頃から当時設立間もない日本住宅公団(現UR都市機構)が整備を進めた「滝山団地」を舞台にした小泉今日子×小林聡美W主演のNHKプレミ……
| 25.05.30 | 続きを読む
中国には世界の衣料雑貨ブランド製造の大半を引き受ける大規模な下請け工場が幾つも存在している。しかも近年その製造技術は驚くべきスピードで進化を遂げているようだ。「高級ブランド品の最大の秘密を暴きましょう」と自分たちの工場のクオリティの高さを直接消費者にアピールした動画がTikTokで 4月に投稿されるなり、ハイブランド製造現場への注目度が世界中で一躍高まった。
問題の模造品?工場の動画では、見覚えのあるバッグが多数棚に並ぶ。エルメス、ルイ・ヴィトン、プラダ、グッチが本物と何ひとつ変わらない?レベルで作られ、しかも値段は十分の一以下だと紹介されているのだ。「これらはすべて私たちの工房で作られたものですが、商品のタグから『中国製』の文字を消しています」とレポートし、この「ほぼエルメス」な商品を自分の工場から直接市場に売ることもできると話を締めくくっている。
この動画拡散とほぼ同時期に、フランスの高級ブランド統括会社ルイヴィトン・モエヘネシー・グループ(LVMH)は、今年の第1四半期(1-3月)の売上高が市場予想に届かず需要低迷が続いていると発表した。特に中国を含む地域では実質ベースで11%減と購買意欲の低減が影響しているという。中国の消費者が超高額なヨーロッパの“本物”ブランドを買い控えるようになったことが大きな原因と分析される。
米調査機関のワールド・ブランド・ラボは昨年10月に香港で「アジアブランドサミット」を開催し、アジアの消費者の自国ブランドへの忠誠度に関する調査結果を発表した。自国ブランドへの忠誠度では、日本が84%で13カ国・地域の中で最も高く、韓国が75%で2位、中国が70%で3位だった。注目すべきは中国のそれが十数年前まで36%に過ぎなかったことだ。今回WeChat、Xiaomi、Huawei、Haier、BYDなど自国ブランドへの忠誠度は70%にまで急上昇している。
近い将来中国の製造業から「ほぼエルメス」、「ついにエルメス」「もはやエルメス越え」のブランドが登場する日が来るのだろう。英国が誇った超高級車ロールスロイスが、BMW7シリーズにロールスに似たボディを被せた車に取って代わられた時に近い感覚だ。
米国の強さの象徴だったUSスティールも、日本スティールの完全子会社として再度世界一の製鉄会社を目指すという。大きな文明変化のうねりが起きているようだ。
| 25.06.27 | Permalink
60年代中頃から当時設立間もない日本住宅公団(現UR都市機構)が整備を進めた「滝山団地」を舞台にした小泉今日子×小林聡美W主演のNHKプレミ……
| 25.05.30 | 続きを読む
トランプ大統領の無茶振り関税交渉により世界各国は貿易戦略でパニックに陥っている。特に米中間では100%を超える追加関税の掛け合いで貿易戦争の……
| 25.04.25 | 続きを読む
1990年9月~2006年7月までの TRENDS EYEの閲覧をご希望の方は こちらへお問い合わせください。 |