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サハリンパイプライン

2011年3月の福島第一原発事故を機に、原子力発電に頼る日本のエネルギーを取り巻く状況は大きく変わった。追い討ちをかけるようにウェスティンハウス社の破綻と、東芝の2部降格の決定があり、そして日本の原子力と安全保障政策の戦略的中核をなしていた核融合炉もんじゅも遂に廃炉に追い込まれた。ことここに至って、戦後日本の原子力エネルギー利用構想は完全に崩れ去った。
そのような中、タイミングよく、シベリアの天然ガス利用の為のサハリン-東京パイプライン構想が、「現実的なプロジェクト」としてロシアで発表された。日本側からの積極的発言はないものの、今まで水面下で準備が進められてきたことが分かる。実現すれば、中東の石油に頼る日本のエネルギー政策が多様化を果たすことに加え、従来の5分の2の価格で天然ガスを得られるようになるらしい。話がうますぎて怪しい雰囲気もするが、これは世界最大の液化天然ガス(LNG)輸入国である日本にとって、喉から手が出るほど欲しかったプロジェクトとも言える。そういえば原子力発電も、最初は安くて安全な夢のエネルギーと言っていた。天然ガスパイプラインもいつか来た道を辿るのだろうか?
日本側の推進主体の一つ、日本パイプライン株式会社(本社札幌市 http://www.jpdo.co.jp/)の小川英郎社長によると、前提条件によって異なるものの、建設コストは関東圏までの総延長1500km、年間輸送能力250億立方メートルのガスパイプラインを建設する当初の計画で7000億円ほどしか掛からないと言う。工期は意外に短く2022年にも稼働可能で、経済合理性も十分あるらしい。誰もロシアへの経済制裁時のリスクを言わないのが不思議だが・・・?
ロシアのLNG生産設備「サハリン-2」の生産量の約80%は既に日本が購入している。シベリアの天然ガス権益を得て日本に販売する手助けをしてきたのは、米国の石油メジャーエクソンだ。そのエクソンでロシアとの交渉責任者であった元CEOレックス・ティラーソンはプーチン大統領に近いことでも有名で、その後トランプ政権の国務長官に抜擢されて世間を騒がせた。
原子力発電を夢のエネルギーとして戦後日本に売りつけたのは、ロックフェラー企業のGEだった。福島原発事故後、ロシアからの天然ガスのパイプライン化を日本に勧めてきたエクソンもロックフェラー のファミリー企業である。
見えてくるのは、巧みなユダヤ資本の戦略に翻弄される日本のエネルギー政策の哀しい姿だ。
日本は、どこまで米国に貢ぎ続ければ気がすむのだろうか?

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