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‏@Happy11311

『ばんゎ(^O^)4号機使用済み燃料取り出しが始まりました。本数はつぶやけないんだけど、今日の作業は終わったみたいです。燃料一体当たりのラック取り出しからキャスク収納までは、大体45分~1時間くらいだったのかなぁ…。来年末まで一年以上の工程だけどコツコツ安全に頑張って欲しいです。』
2011.3.11からほぼ毎日、福島第一原発作業員によってツイッター上で綴られているハッピーさんの「生」の手記(https://twitter.com/Happy11311) はフォロワーが約80,000人いるなど、多くの人たちから注目されている。最近、このつぶやきを編集した「福島第一原発収束作業日記」が河出書房新社から発売され、これも評判になっている。
ハッピーさんのつぶやきには現場で感じる政府や東電への率直な疑問が多く、政府や東電が、根拠のない楽観的な見通しを示したり、きちんと説明しない発表をしたりするたびにいらついていた。事実をありのまま伝えないことで、かえって不安をあおっていると感じたという。しかし、現実の作業員の発言は重く、被ばく量が多すぎで原発を去らなければならない時が近づいていることに悩むハッピーさんの、これから自分はどうするべきだろうという一言に、日本の不透明な未来を感じずにはいられない人も多いのではないだろうか?
一方、ハッピーさんのつぶやきに対して、一部で語られている東電の工作員ではないかという疑惑もかなりの確度だ。オリンピック招致決定後の今年10月20日に初版が出たタイミング等からも信憑性は高いだろう。それにしても、1F(イチエフ)の最大の問題はメルトダウンがどこまで進行しているかだが、ハッピーさんもあまり語っていない。もしメルトダウンで、すでに地下水脈に溶けた核燃料棒が達しているとしたら、地下水脈が汚染されているわけだから、タンクに汚染水を汲み上げている?などはパロディーでしかないということになる。この事実に触れないハッピーさんってどうなんだろうか?
ハッピーさんを登場させたことで世論のガス抜きを狙ったのかもしれないが、この疑問をさらに深めることになっている。

| 13.11.22

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