日常ダイエット
女性のダイエットの視点が、「量:体重」から「質:体型」へと移りつつあるようだ。
理想の体型にも流行があるが、最近は“まろっ”とした丸みのある体型へとシフトしてきている。その火付け役となったのが平子理沙さんの体への注目度だと言われている。理想の体型の芸能人として、彼女以外に鈴木京香や井川遥、あるいはアニメの峰不二子などが上位に上がってくる。これは、「ふっくら感がむしろ可愛いい」という、カーヴィな「やせ」体型が主流になりつつあることを表している。
一方、肥満の指標である体格指数(BMI)が18・5未満で、「やせ」に区分される30~40代の女性の割合が、20年前に比べて増加したことが、厚生労働省研究班の調査でわかった。また、こうした傾向の裏には、どの年代においても当たり前のように行われている日常的なダイエットの浸透があることは確かだ。しかも、ダイエットと言っても食べない食餌療法と言ったエキセントリックなやり方ではなく、半身浴や健康的な食材を摂り入れる食べるダイエットなど、マイペースで続けられる方法を選択するようになってきている。外見的な「やせ」よりも、むしろ健康的な「やせ」を目指してきているのも見逃してはならない。ひとつの成熟化現象ともいえるのだろう?
| 11.02.08