iPS細胞ツアー
糖尿病、パーキンソン病、心臓疾患、脊髄損傷の治療が可能だと考えられているES細胞医療。合法としているドイツ、中国、タイ、メキシコへの幹細胞ツアーが爆発的に増加しているらしい。
治療費は数万ドルにもなるが、規制も甘く、ときには悲劇的結果がもたらせることも多々あると、そうしたツアーに対しての警告も発せられている。
一方、平成22年のノーベル医学生理学賞の有力候補であった京都大学の山中教授が研究するiPS(人口多能性幹)細胞は、様々な臓器や器官の細胞へ変えることができ、ES細胞医療にかわる再生医療の切り札とされている。
iPS細胞による日本の画期的な再生医療の実現を急ぐことで、日本は世界中からより安全な先端医療を目的にした医療観光客を受け入れられることになるだろう。iPS細胞は、インバウンド増加策の大きな柱だ。
| 11.01.14